もう、秘密になんて出来ないっ!

すぐさまみあに電話をかけると3コール目で『もしもし』と可愛くてたまらない声が俺の右耳に届いた。

「みあ?今どこ?」

『もうすぐ正門前に着くところ』

「すぐ行く」

早くみあに会いたくて、会いたい気持ちが逸(はや)って気付けば駆けていた。
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