福智先輩とヒロイン

5話、私は、先輩が好き



あれから、1週間私は寝込んでいた。

(やっぱり、何かしらの菌が体内にいたぽい……)


そして、今日病み上がりな日で学校へと向かう。

「雅!」


私は、背後から抱きしめられた感じになった。

そして、直ぐに横を歩く。

「福智先輩!」

「よ!体の具合は、どうだ」

「だいぶましには、なったよ。心配ありがとう」

「なぁ、」

「ん?」

「前から言おうと、思ってたことなんだけど……」

「?」

「雅、お前が好きだ!俺と付き合え」

「え!どうしたの、急に」

「急じゃない。雅が入学してからずっと雅のことを見ていた、あの男より先にな」

「先輩……すき」

「ん?」

「私も、実は……先輩のことを見てたの」

「それ、まじ?」

「うん。部室の中からと、遠目から……ね」

「じゃあ、両思いだってことか?」

「うん///」

「まじかー、この気持ちどうしたらいいんだ」

「独り言、聞こえてるよ」

「雅」

先輩は、止まる。

そして、私も止まる。

「これからも、俺をよろしく」

「うん!宜しくね!福智先輩!❤」

「いや、そこは腠斗だろ」


私は先輩の手を繋ぎ明日へと向かって歩いていった。



その後の私たちは、恋を深め確かめ合うように

「雅、」

「腠斗!」


私と福智先輩……いや、腠斗はキスをした。




END
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