イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

私の幼なじみ【柴崎音桜side】



息子の柚琉から連絡が来たのはちょうど1週間前。


夫の仕事と私の仕事が一段落し、一時的に休暇をとっていた頃。それは突然の電話だった。



***


「ねぇ、あなた。柚琉たちは、ちゃんと聖奈ちゃんを見つけてくれるかしら」


「……大丈夫さ。俺たちの子どもだ。与えられた役目をきっちりこなす子だからきっと見つけてくれるだろう」



ニューヨークのとあるビルで、夫の実琉と一緒にワインを飲んでいた。ここのところ毎日仕事で夜遅くまで働いていた。


たまにはゆっくりしようということでディナーを楽しんでいた。


だけど私はディナーよりも頭の中でいっぱいだったことがある。それは……私の親友の子ども……皇聖奈ちゃんの行方。


本当だったらもうとっくに保護をして一緒に暮らす予定だった。


それが、萌奈のたったひとつの願いだったから……。



「ごめんね……私のわがままに付き合ってもらっちゃって。双子の息子がいるのにもう1人引き取りたいだなんて」
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