溺愛ヤクザの蜜愛条件~契約のキスが甘すぎる~
こんな風に大きく低い、それも怖い顔の男に怒鳴られるなど経験が無い美祐がパニックに陥るには十分だった。

―だ、誰か…!!

助けを求めて店内を見るが、あの楽しそうに浮かれていたホスト達も端に固まり、青い顔をしたまま全く動こうとはしない。
度胸があるのはあのヨースケだけで、他に勇気ある人間は誰も居なかった。

「オマエ何してんだコラァッ!?」

突然怒鳴った男に驚きながら視線を向けると、ソファに座る女性客が青ざめながらスマホを鞄へと入れ直した。
どうやら外へ連絡を入れようとしていたところをもう一人残っていた男が目敏く見つけたらしい。

「おいっ、オマエらの個人情報なんぞ調べれば直ぐに分かるからな!サツに連絡したらブッ殺すぞっ!!」
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