竹取り物語

朝風呂

フロントから 食事はどうされますか?と聞かれたので 子供達の部屋でするので そこに四人分の用意をお願いしておいた。

風呂から上がった修二は 容子のドアを叩いた。
なっちゃんが開けてくれた。
『お腹空いたよ〜』と容子
『スマン 待ったか?』

『豪華な善なこと』

『修二 ありがとう』

『さぁ食べようか』

ビールをコップに継ぎ合つた。
『皆んなの健康に乾杯!』とカップが鳴った。

仲居さんが 次から次と料理を運んでは 舌鼓を得った。

仲居さんから

朝食は レストランに ご用意いたしますので 。

お礼を言って 善を引いてくれた。

修二は ベランダに出て 夜風に酔いを冷ましていた。
容子が傍に来て 一緒に夜風に包まれた。

『ありがとう』

その言葉が いとおしくしく感じた。

さて寝る前に 一浴びと風呂に行った。

部屋に戻った修二は ベッドに潜り込んだ。

うとうと している修二のベッドに入る風があった。
修二の肌に素肌が触れた。
薄明かりの顔を見て 女に触れた修二であった。

夜明け間近 修二は露天風呂に向かった。

偽夫婦を洗い流す。

額に 汗が光ったころ

裸で 朝日を浴びた。

新しい 日に感謝を込めた顔だった。


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