とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「お願い、電気消して」


「嫌だ。ちゃんとお前の体が見たい。この美しい肌、もっと見せて…」


あなたの熱い息が、耳から首、そして、肩へとかかる。


夜景と共に、窓に写る自分が死ぬほど恥ずかしい。


「ねえ、お願い……あかりを消して」


「ダメだ。まだまだ全然足りない」


私の要求は、一瞬で退けられた。


この人の性癖なのか、意外な一面に驚きながらも、湧き上がる興奮は抑えられない。


あっという間に身につけていた物が全て無くなり、一糸まとわぬこの体は、唇、舌、指で丁寧に愛撫された。


そうされてる間の一部始終が窓に写り込み、その淫らな行いは、私をどうしようもなく蕩けさせ、骨抜きにした。


「……ダメ、やめて……」


「本当? こんなに濡らしてるのに? 嘘つきなんだな」


「嘘なんて……ついて……ない……」


「だったら、嘘つきだってこと、俺がキッチリ証明してやる」


そう言われて上から下まで好きにされる体。


私は意識を飛ばしそうになるくらいに感じ、悶え、欲情した。
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