帰国子女の彼と過ごす日々はきっと甘くなるだろう
平日ルーティン
〇梨沙の部屋


机の上にポテチとコーラを置きテレビの電源を入れた。

梨沙の部屋にはローボードのテレビ台の上に32型のテレビが置いてある。

シンプルに物を置かない性格で、梨沙の興味があるのはテレビゲーム

オンラインゲームをしてゲーム内の友達はたくさんいるし、チャットで話すこともあるし、協力プレイもする。

梨沙はポテチを両手で開けてヘッドフォンをつけてゲームを始めた。



梨沙 (あー、最近この人よくプレイしてるなぁ……YOHさんか、どこの人だろ)


まだこのゲームは始めたばかりみたい、一緒に組んでレベル上げてあげよ〜と考えながらコーラを飲む


一応、梨沙は1時間で1度休憩をとると決めてある。

まあ、これもママがつけた条件なのだ。

疲れるからと、それも納得……

1時間が過ぎるとゲームの世界から抜けた。


梨沙 「ん〜さて、お風呂、お風呂」


背伸びをして着替えを持ち下に降りていった。


お風呂から戻ってきた梨沙はストレッチを始めた。

大好きなポテチとコーラの為には腹筋とストレッチはノルマにしている。

昔からよく食べていた梨沙は小学校卒業までぽっちゃりした体型だった。

ひとりっ子でお菓子争奪戦もなく食べたいものは食べ放題、ゲーム好きで動かないからそりゃぽっちゃりにもなる。

でも中学に上がる時にママに言われた。



【回想】

ママ 「ポテチを食べたいなら運動部に入りなさい」


運動は苦手な梨沙……身長は160cmくらいあったのでとりあえず仲の良い友達がいるバスケ部に入部した。


梨沙 「それならフィットネスのゲームも買って!」


【回想終了】




頑張って部活とゲームで痩せたのでポテチを取り上げられることは回避したのだ。

それからゲームをしては休憩でストレッチを繰り返して今のナイスボディの梨沙がいる。


明日から冬休みだからゲームしまくるぞ〜とまたゲームの世界に入った。



次の日の朝インターフォンで目が覚めた。



〇玄関


梨沙 「はい」


男性 「すいません、隣の家を開けてもらいたいんですが……」



はっ!忘れてた


梨沙 「すいません、すぐ行きます」


上着をはおり、玄関にかけてあった石上家の鍵を持ち隣に走った。



〇石上家


すいませんと梨沙は平謝りをして鍵を開ける


携帯を見ると9時少し前だった。


〇梨沙の部屋


ママからもらった紙を見直して、タイマーをセットした。

昼寝もするかもだしね



梨沙 「これでよし!」
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