死神のマリアージュ

体力測定にて

「ハーイ、次は神谷雅希!」
「はい」

前方を見据えた私は、そこに向かって思い切りジャンプした。
その途端に「おお!」とか「うわぁ!」というどよめく声が、周囲からチラホラ聞こえる。

「神谷のチチ揺れキターッ!」
「相変わらずすげーな、あいつ」
「俺の女神谷(めがみや)様!」
「今日もエロカワ~!」

「あの1年生誰。超かわいくね?」
「キューティーオッパイラブ~ッ!」
「こらおまえら!どこ見てんだっ!試合続けるぞ!」
「へ~い」「ま、いっか。目の保養はまだできるし」
< 47 / 359 >

この作品をシェア

pagetop