元姫に溺れるほどの愛を
このまま寝よう
寝る寸前、冬真くんのセリフか頭をよぎる
『俺らに守らせてください』
だめ…だよ、だって
「誰かに、守られても…あとでまた、あんなことされるぐらいなら、いら、ない。ひとりで…いいん、だか…ら…」
声に出して言うとそれが一番いい気がしてきた
そうだ、一人でいい
みんなと離れたい
誰もそばに来ないで
眠くなって、うとうとしているとスマホの画面がピカッと光った
通知…?誰から…
画面を見て目を開く