言の花箱~交響詩片~

セピアの絵

秋風ふく日におきた
ひとつの奇跡
それがあなたとの出会い
一緒に歩く坂道
なぜか楽しくて不思議
別れ際に
「また会えたら良いな」
なんておかしいのかな?

二人だけの時間
山吹色に染まって
優しげなあなたの横顔
横目でこっそり見ていた

いくつもの時のカケラが
雨のように降り注ぐ
二人の時間を大切に
ずっとずっと
しずくに光る
笑顔の煌き
思い出のその瞬間を
セピア色の絵にしたい

枯葉揺れる公園で
二人手を繋ぎ
落ち葉見ていると
海に落ちた落ち葉が
儚く輝いていて
涙こぼれそうになる

金色に輝く海
見て見たいなんて
私の夢が
またひとつ
増えたよ

過ぎていく時の中で
いろんな夢見ながら
掛け替えの無い思い抱き
いつもきっと
あなたと
夢を叶えられるよね
ほんの小さな
思い出のその瞬間も
私のそばに
いつもそばに居て
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