排他的に支配しろ
こんなに広い空間であれば、なおさらそれを強く感じることになる。
という会話をしていれば、ちょうど物音がして奥の部屋に影が現れた。
顔を出したのは男の、スーツを着た、人間。黒の短髪が爽やかだ。春日さんの姿を見るや否や、驚きの色を示した。
「あれ、おかえりなさい。随分早かったですね」
「まぁボロ負けだね~」
「その憂さ晴らしに女性を持ち帰ったわけですか」
「人聞き悪いな~。りんは自分でついてきたがったの」
ねえ? と春日さんに目配せされる。
「……え? あ、は、はい。」
反応に一歩遅れつつ、呆然としながら頷いた。
一緒に住んでいるのは動物またはロボットだと聞いたばかりなのに……人間だ。
「帰るとこもないらしいから、一晩は泊めるかな」
「承知しました」
柔和な笑みを浮かべ、人間(?)の方が腰を折り曲げてわたしにお辞儀をしてくれた。
どの角度からじっくり観察しても人間でしかない……。
「初めまして。光峰 繚です。春日さんにこき使われてます」
「人聞き悪いことしか言わないな~。りん、こいつがさっき言ったロボットね」
!!!!!