排他的に支配しろ


「よし。みんなえらい」



 子供をあやすような口調に恥じらいを覚えた。

 春日さんに子供っぽいところを見られてしまった。

 彼はきっとわたしより年上だ。今の状況を、どう感じたのだろう……。



「とりあえず……繚、りんの所属先はどう?」

「本人希望としては花屋でした」

「花屋かあ。あそこ、ボスが煙管(キセル)吸ってたよね」

「ええ、そうですね。何か?」

「う~ん……まぁ、わかった」



 光峰さんとの会話を終え、続いてピンク髪の人の拘束を解き始める。



「で? 咲はなにしたの」

「あの女がッ……じゃなくて、春日さんに詫びを入れに来たんです! 昨日、ウチのやつらが春日さんに絡んだって聞いて……!」

「ああ。いいよ、そういうの。知られたところで、だしさ」



 淡々と対処していく姿に見入ってしまう。

 春日さんはどこの組織にもいなくて、でもいろんな組織の人から慕われている。

 この街にとって特別な人なんだろうな。


 そんな人と一緒にいたいなんて思ったら、失礼にあたるのだろうか。

 ここで生き続けるなら彼の近くで助けになれることをしたい……けれど、贅沢な願いだ。


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