死体写真2
そんな風に考えるようになってきた。


毎日イジメを受けている由香里を見ても、なにも感じなくなっていく。


「今度クラスのみんなで遊びに行くんだぁ」


そんな会話の中には当然のように由香里の存在は入っていなかった。


「静と私は親友だから!」


美幸がそう言って肩を組んでくると嬉しかった。


親友。


そうだよね。


私の親友は美幸だけだ。


高校に入学してからずっと仲が良かったし、他の子じゃいけない。


美幸に流されるようにして少し派手な格好をして歩くのも楽しかった。


自分に自信が持てて、積極的になれる気がした。


それは、一緒にいる相手が美幸だからだった。


由香里じゃダメだ。


イジメられて陰気な顔をしてうつむているばかりの由香里じゃ。


でも、静は常に心のどこかで由香里のことを気にかけていた。
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