マグ
透かさず私は横から口を入れた。
「行こうよ、真澄。私知らない土地のスーパーとかで買い物するの好きなんだ」
「へっ、凛は買い物が好きなのか?」
驚いたように真澄が言った。
今日はみんなで順番に驚いているようだ。
「う、うん」
私は詰まりながら返事をした。
わざとらし過ぎたか。
真澄の驚くのは当たり前である。
買い物好きな女がコンビニで好きな物を選べと言われて、生春巻き一つ選ぶのに十分の掛るはずがない。