マグ
こんな状況なのは、私がもう真澄には全く興味がなくて、普段は思い出しもしないからかと言うとそんなことはない。
実はその逆で、私は今も彼のことが好きだ。ずっと彼の事を忘れたことはない。
そして私には密かに期待している事がある。
父たちが再会し付き合っていた頃の年齢、五十歳くらいになったら、私達も会えるだろうと漠然と思っているのだ。
いや、そのくらいの歳になったら、どうにかして真澄に会ってみたいと考えている。