マグ

「気付いていない事はないだろうが、優哉は最近、精神的に少しおかしいんだ。優哉に家庭教師してもらうのはもうおしまいだ。優哉には僕から話しておく。凛、服を脱いで」


「何で?」


「いいから、その草だらけのセーターとスカートを脱ぐんだ」


私は兄に言われた通りにセーターとスカートを脱いだ。


プラとショーツ一枚の姿で兄の前に立った。


いつも薄着で兄の前をふらふらはしているが、下着姿で兄の目の前に直立不動でいることはないので、変な感じがした。


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