【一気読み改訂版】とし子の悲劇

【第126話】

そして物語は、クライマックスに突入した。

ところ変わって、あいつの家にて…

よりし烈な怒りに震えていたアタシは、アイツの家の金品を根こそぎ強奪したあと神奈川…いいえ、関東から逃げることにした。

あいつは、アタシにどぎつい暴力をふるって大ケガを負わせたから許さない!!

その後、アタシは強奪したものが入っているユニクロのロゴ入りの大きな紙袋と赤茶色のバックを持って勝手口から出ようとした。

折り悪く、アタシはあいつの父親と鉢合わせた。

あいつの父親は、泣きそうな声でアタシに許しごいをした。

「とし子さん…」
「何なのよあんた!!」
「とし子さん…許してくれ…この通りだ…」
「ふざけるな!!あんたはアタシをブジョクするだけブジョクしたから、ぶっ殺してやる!!」

アタシは、よりし烈な声であいつの父親をイカクした。

あいつの父親が女々しい声でアタシに迫った。

「とし子さん…あやまりたいよ…」
「やめて!!やめて!!」

アタシは、あいつの父親に力任せに倒されたと同時に身体を押さえつけられた。

「やめて!!何するのよ!!やめて!!」

アイツの父親は、アタシが着ていたボブソンのジーンズを脱がしたあとラベンダー色のショーツを脱がした。

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

（ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!）

あいつの父親は、白のブラウスを思い切り破いた。

「やめて!!イヤ!!やめて!!」

（ブチッ!!）

あいつの父親は、アタシが着けていたラベンダー色のブラジャーを力任せにちぎったあとアタシを犯そうとした。

アタシは、必死に抵抗したあとすぐに起き上がった。

あいつの父親は、女々しい声で言いながらアタシに再び迫った。

「とし子さん…さびしいよ…さびしいよ…」

アタシは、ジーンズの前のポケットに隠していた刃渡りのするどいナイフを手に取った。

あいつの父親は、アタシをしつように求めていた。

「とし子さん…みそ汁たいてくれ…目玉焼きを焼いてくれ…とし子さんが作った手料理が食べたいよぅ～」

よりし烈な怒りに震えているアタシは、あいつの父親をナイフで攻撃した。

「死ねや!!」
「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

アタシは、あいつの父親をナイフでズタズタに斬《き》り裂いて殺した。

それから２分後であった。

「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」

アタシは、血液が付着したナイフをにぎりしめた状態でその場に座り込んだあとぐすんぐすんと泣いた。