大切なもの

KAIとSHIDO



「KAI、また下界に行ってたの?匂うよ?(笑)」


「お前は死神臭いな。」


「何か頭にきちゃったからさ。餓鬼の巣に落としてきた!」


「まぁ、しょうがないな。」


「あっ、今ね、また面白い人間見つけたんだ!」


「悪趣味だな。」


「キオと謙一が通う学校の人間が後3日以内に死ぬよ!どんなしに方するんだろう?」


「ん?謙一の学校?今しがた行ったが死神の臭いはしなかったが…」


「間違いないよ!女の子に付いてる!僕の好みの魂だった!」



KAIはSHIDOの言葉を聞き、暗闇に消えた。


「不可思議だな…」


そう言い残して──




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