チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


「ねぇ、みくちゃん」


授業と授業の合間、茉由ちゃんがお手洗いに行っているとき、同じクラスの森岡真菜ちゃんに話しかけられた。


真菜ちゃんは、あたしの席の後ろの後ろ。


席が近いから仲がいい。


「なぁに?」


あたしの横に立った真菜ちゃんを見ると、真菜ちゃんはこそこそ話でもするように、あたしの耳元に口を近づけた。
< 130 / 541 >

この作品をシェア

pagetop