チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
「昨日初めて会ったのに?」
「うん、そう。なにかおかしい?」
学校までの道のりを歩きながら、先輩があたしの顔をのぞきこむ。
「みくちゃん、可愛いし。背ぇちっちゃいのもドストライクだし。髪型だって、ブラウンの肩までストレートって可愛いよねぇ~。目ぇパッチリだし、モロ俺の好みなんだけど」
そう言う先輩の顔がものすごく近いから、頬がポッと熱くなる。
こんなに至近距離で褒められたら、うれしすぎて、なんだかとってもむずがゆい。