チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


先輩は小指を突き立てていない方の手で、あたしの左手をとった。


「ほら、見えない? 見えるでしょー」


2人の小指を近づけて、光にかざす。


どうしよ、先輩。


セリフがロマンチストすぎて、あたし、顔が真っ赤です。


それに手を触られているから、今にもぷしゅーって湯気をたてて倒れちゃいそうです。


先輩は慣れているかもしれないけど、あたしはこういうの慣れていないから、
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