無自覚なお姫サマ
反応を示した方が相手の思うつぼだから。
私は日に日に感情を出すのが怖くなっていった

また無視される、いじめられる、


耐えた。負けたくなかった
でもあの日、

スマホに
《今日の放課後体育館の裏にきてよ。誰にも聞かれたくないの》

と久しぶりに友達からLINEがきた

少し嬉しかったまた元に戻れるのかなって
もしかしてあの子は2人に逆らえなかっただけじゃなかって期待してた

放課後になって私は体育館の裏にいった
体育館の裏には物置として使われているプレハブがぽつんとある

少し待っていると女の子3人がきた

やばいと体が硬直する

「まんまときたのかよー。」
「キャハハ!まだ学校きてるの?なんでやめないのー?」

って、あぁはめられたんだ
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