アイドルたちに溺愛されて可愛がられて



シャイニングはデビュー前ではあるけれど、過去にオリジナル曲を出している。

それは毎日のように結菜が聞いていたから知っていたのだ。

ただ、曲があることは知っているけれど、どんな曲なのかも知らなければ、曲のタイトルすらもわからない。

検索することもできるけれど、どの曲がいいのかわからないからオススメを聞くには、身近にいるファンである結菜に聞いた方が早いと思った。



「えぇ!?愛華姉ちゃんが突然シャイニングに興味持ったの!?嘘っ!?」



必要以上に驚いている結菜。

そんなに驚くようなことだろうか。



「そんなに驚くこと?」

「だって芸能人にもアイドルにも全く興味なかった愛華姉ちゃんの口から突然シャイニングの名前が出るんだもん」



そりゃあそうか。

私自身だってびっくりしてる。

彼らのPV撮影を見てからずっと気持ちが落ち着かない。

ずっとふわふわしている。



「待って、オススメの曲書き出してあげるから」

「ありがとう」



しばらく待つと、結菜は可愛い花柄のメモ帳にシャイニングのオススメ曲を3つ書き出して渡してくれた。




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