アイドルたちに溺愛されて可愛がられて



「えー、忘れてきちゃったの?あっ、保健室行ったら貸してくれるんじゃない?」

「うん、急いで借りられないか聞きに行ってくる!時間ないから体育館先に行っててー!」

「気をつけてねー」



体育の時間まであまり時間もない。

私は急いで教室を出た。

どうしよう、体操着まで隠されちゃった。

心の中がザワザワする。

毎日のように下駄箱には悪口の書かれたメモ用紙がたくさん入っている。

それをバレないように隠して毎回ゴミ箱へと捨てていた。

私は今、いじめられている。

理由はわかっている。

私がシャイニングのお気に入りだから。

彼らは毎日のように私を迎えに来てくれる。

それが嬉しくて、毎回断れなかった。

私もシャイニングのみんなと話す時間がとても楽しくて好きだから。

そんなシャイニングのみんなにも私がこうしていじめにあっていることも秘密にしている。

彼らにも迷惑をかけたくなかったから。



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