LOVE STRAWBERRY★SHORT
蹴った石が派手な音をたてたから…。
俺はちょっとあせって、石の飛んだ先に急いだんだ。
そうしたら。
あいつがいた。
瞳が…。
赤くて…。
目が合わせられなくて、顔を逸らした。
「…こんなとこで何やってんだよ?」
「…別に」
「?」
なんかさっきの態度と違ったから……自分の言い方が悪かったのを、つい反省してしまった。
…つぅか、なんで俺が?
…でも。
たかが玉子焼きで怒る俺も、かなりガキだよな。