覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)
 衣茉が少し赤くなったような気がした。

 いつもなら照れてできない行為もなんとなくできる。

 今も頭の中にゲームの盤面が浮かび、いろいろ組み立てているからだろう。

 ちょっとゲーム様に感謝した。

 頭の半分をゲームに持っていかれている今なら、照れずに、祝に好きだと言えそうだ、と思う。

「……いや、そんな半端な告白聞きたくないです」
と衣茉に言われそうだったが。



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