乙女は今日も夢を見る

学級委員の初仕事


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「…え?夏休み明けの文化祭の出し物についてですか??」

数学の授業終わりの休み時間、私と観月くんは職員室で担任から唐突にそんな話を聞かされていた。

「そうなんだよ。生徒会の方に夏休み前までにクラスの出し物決めて提出する決まりでな。帰りのホームルームの時にでも班分けとか決めてほしいんだ。夏休みも気合の入ったクラスだと集まって準備したり、毎年結構こったクラスが多いぞ〜。じゃ、よろしく」

ペラッと渡された1枚の記入用紙には、出し物の内容について記載する項目が書かれている。

お化け屋敷、屋台、飲食系、劇…ね。

楽しそうなイベントではあるが、クラスをまとめる立場だと気楽になれないのがたまに傷だ。

「「失礼しました」」

用紙を受け取った私達は、職員室を後にし、教室に戻るため廊下を二人で並んで歩く。
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