恐怖の先に待ち受けて居るのは……


神隠し事件から、3日が経った。

あれから、人が1人消えることが無くなった。

平和な生活に戻った。


東校舎に居る吸血鬼達に伝達が、行ったのだろう。


俺は、1人廊下を歩いていた。

すると、後ろから気配がした。


「おい。お前か、」

「この声は、日下家か」

「あぁ。ちょっと、来い」


俺は、日下家の後をおった。


誰もいない教室。


俺と日下家は向かえ合わせになる。

「お前が、居なければ俺の思う壷だったのに」

「俺に、そんなこと言ってもいいのかな」

「はぁ?あ〜、そうか。お前_____…」


「クラガレリオ……」


「……ぐああああああ」


クラガレリオ。人を消し去る呪文。


「あーあ、お兄ちゃんどうするの」

「大丈夫だ。このことは、誰も見てないから」


俺はその場を後にし何も無かったことにした。


俺を陥れるのは、100万年早いんだよ。



〝人が1人消える〟って、噂。

俺かもね……(笑)



BADEND


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