恐怖の先に待ち受けて居るのは……

1、人形の館



「______ごめん。夕姫……俺と、別れて」

「……だと、思ったよ。好きじゃなかったことぐらい。
……私の体目的だったこともね。……ッ最低男め!」


私の人生は、失恋ばっかり!

これで、何回目?。10回目だよ……

もう、やだ……

普通に付き合って……映画も食事も普通のことがしたかっただけなのに……

失恋するぐらいなら彼氏なんかもう作らない。



そう、思ってはいたんだけど……

心のどこかでは、まだ、恋愛はしたいと思っていた。

だから、あんな危険なことをしちゃったんだね……きっと。

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