だから嫌いなんだよ。

3


私は車で家に帰ってからこのむしゃくしゃした気持ちを落ち着けるためにとにかく暴飲暴食をして寝て、日曜日に自分の家に帰りだらだら過ごして翌日の仕事のために自分をいたわった。

朝いつも通りの時間に出社して自分のデスクに行くと、もう既に友先輩が仕事をしていた。

「おはようございます早いですね今日」

「おはよ雅。
実はトラブルがあってその後始末」

「そうなんですか。
何か手伝えることあります?」

「あともう少しで終わるから大丈夫よ。
それよりもパーティーのこと聞かせてよ」

「あー…
とにかく嫌いな男と出会いまして」

「カッコイイ人?」

「顔はカッコイイですけど、とにかく上から目線でできればもう関わりたくないですね」

「なるほどね」

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