危険な彼に焦がれて
今日初めて夜来さんに会ったのだけど、想像以上に若々しかった。
確か、夜来さんは40を超えていると聞いたことがあるけど……
とてもそうは見えない。
「優雅ではないとなると、怪我を負ったのはそこの女か……確かに頬に傷があるな。こっちに来い。治療をする」
「あ、はい。分かりました」
つい呆けていたけど、声をかけられ我に返った。
夜来さんの元へ行き、頬の傷を診てもらう。
てきぱきと頬の傷の処置をされた。
「これで大丈夫だ。頬の傷跡が残ることもなく消えるだろう。だが、念のため、また顔を見せにこい。これで傷が良くならなかったら、他の治療法を考えるからな」
「はい。ありがとうございます、夜来さん」
お礼を言ってから、夜来さんから離れ、優雅さんのところに戻る。