クールな許嫁の甘い独り占め。Ⅱ
「笑っちゃうよね〜…嫌われるのが怖くて、何にもできないの」
やっぱり翠夏ちゃんって、すごくかわいいな。
一生懸命恋してるんだなって伝わってくる。
「翠夏ちゃん、私でできることあれば協力するよ!」
「え?咲玖ちゃん、あたしのことムカつかないの?」
「なんで?」
「だって利用しようとして近づいて、すごく嫌な思いもさせたのに…」
「ああ…翠夏ちゃんが蒼永のこと好きだったら友達無理かも…って思ってたので、誤解でよかったなって」
「そんなにお人好しで大丈夫なの?」
「だ、ダメかなぁ…?」
そう尋ねると、翠夏ちゃんは声をあげて笑った。
「あははっ、咲玖ちゃんってすごいね!」
「え、すごい…かなぁ?」
「すごいよ。そう言ってくれてすごく嬉しい…ありがとね」
その時、改めて翠夏ちゃんと友達になれたような気がした。
翠夏ちゃんと友達になれて、よかった。
「咲玖ちゃんが応援してくれるなら、頑張ってみる。緋色に振り向いてもらえるように、頑張るよ!」
「うん!その意気だよ!」