関わらないでほしいのに関わってきて、弱愛してきます。
夏の思い出
付き合いはじめて最初に迎えた夏。
海に行きたいとゴネるケンジに連れられて、やってきた地元から少し離れた海。
紗奈は生まれてこの方海やプールに行くことが皆無だった。
ましてや水着なんて、小学校の水泳授業以来である。
なのにケンジに俺が水着買ってきてやると言われ、普通にサイズも教えてしまいお願いしたのが間違いだった。
まさか買ってきたのがビキニだとは……
しかもなかなか際どいデザインのもの買い与えられた。
断固拒否されたもののこれしかないんだから着ろと言われたので仕方なく着ることになった。
日焼け対策にパーカー持ってきてよかった……
「海だぁぁぁぁぁ」
「ひゃ〜可愛い美人がいっぱいだね〜」
「イテッ!何すんだよ!!」
「ケンジがエロい目で女の子達見てたからでしょ!今日は皆と遊ぶ日だから、女の子捕まえてこないでよね」