ただ真っ直ぐに、君が好き。

side美晴

「こんにちっ、わっ!」

「キャー!可愛い子ね~!!美晴ちゃんだっけ!?」

「はっ、はい!」

「私、アオの母の矢原茉菜葉(まなは)よ!
マナって呼んでね!
よろしくね!!」

「はいっ!」



アオくんちに来て早々、噛みまくった私だけども、マナさんはとっても優しく迎えてくれた。



「ほらあなたっ!
アオの彼女なのよ!?
挨拶してちょうだいっ!」

「ああ、よろしく。
蒼人の父の、(すぐる)だ」

「よろしくお願いしますっ…」



背の高い人だなあ…って、だめだめ!

すごい見ちゃってたよっ…

気をつけないと…



「ほらほら、美晴ちゃん、ソファに座ってちょうだい!」

「あ、ありがとうございます!」

「そんな固くならないで!リラックスしてね!」

「はいっ!」
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