ただ真っ直ぐに、君が好き。

side蒼人

ふわぁ~

でっかいあくびをして校門をくぐる。

すると大量の人がいた。

女共は男を見ながらキャーキャー言いやがってるし...

なにもかもめんどい。

そんなことを思いながら入り口の表を見に行く。



「...」



ただ次の瞬間、俺は言葉を失った。

目の前にはピンクブラウンの髪をした女。

顔は髪で隠れていて見えない。

思わず数分、そいつに魅入ってしまっていった。

なんでだかは分からない。

どこにでもいそうな普通の女。

でも俺は、目を離すことが出来なかった。



「~っ!」



そんなとき、声にならない叫びが女の方から聞こえてきた。

女は真っ赤な顔をしてこっちを見てくる。
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