聡明なインテリ総長は、姫を余すことなく愛したい
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「Novaの総長に見初められたぁ!?!?」
「さ、彩那ちゃん声が大きいよっ…!!」
昼休みになり、私と彩那ちゃんは人気のない非常階段でお昼ご飯を食べたあと、今朝の相談をしていた…のだけど。
「だって、翠の口からNovaは出てくるし攫われそうになったとか…しかも、その総長に迫られてるなんて聞いたら、黙っちゃいられないでしょ!!」
昨日あったことをそのまま話したら、彩那ちゃんは興奮気味に私の肩を掴んだ。
「翠、なっちゃいなよ」
「な、なるって何に…」
「だーかーらー!姫になればって言ってんの!」
「っ!?彩那ちゃんまでそんなこと言う…!」
結局同じことを言われてるような気がして、口を尖らした。