聡明なインテリ総長は、姫を余すことなく愛したい

「そのまんまの意味!」



「えぇ、教えてよ〜!」



なにかダメなところがあったら直さないとだよ!



「教えたってどーせ違うって言い張るんだから、だーめ〜!」



「彩那ちゃんのケチんぼ…!」



「っ…なんなのこの天使。無敵か!」



ますます意味のわからないことを言い出した彩那ちゃんを問い詰めようとしたら、ちょうど昼休みの終わりを告げる終わりのチャイムがなった。



そうして昼休みの時間は終わり、残り2時間の授業を受けた。



「ねぇねぇ翠、総長のこともっと教えてよ?めちゃめちゃ興味あるんだけど」



放課後になると、後ろの席の彩那ちゃんが小声でそう言ってきた。



「いいけど…私もあんまり知らないよ?」



ちょっとしか話してないし…ほとんど寝てたからなぁ。
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