アッシュフィールド公爵夫妻の偽りの日々と存在しない愛~あなたの愛や絆は期待していませんのでご心配なく~
 コリンは、やさしく微笑んだ。

 そんな微笑み、わたしにもずっと見せてもらいたいものよね。

 大人なわたしは、そんなやっかむようなことは思わない。

 そのとき、ノーラがわたしの隣でコクリと小さく頷いた。

 少なくとも、彼女は検討してくれる。

 それがうれしかった。
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