アッシュフィールド公爵夫妻の偽りの日々と存在しない愛~あなたの愛や絆は期待していませんのでご心配なく~
 何時頃かわからないけれど、二度か三度、クレアが左足の湿布をかえに来てくれた気がする。気がする、というのは、そんな感じがしたというにすぎない。

 よほど疲れていたのね。そして、クレア特製の痛み止めの薬草と湿布が効いたみたい。お蔭でぐっすりたっぷりじっくり眠ることが出来た。

 いいえ、訂正。

 眠りすぎてしまった。

 翌日、目を覚ましたのはお昼をすぎていた。

 みんなから嫌味の洗礼をあびるに決まっている。
 自業自得とはいえ、憂鬱この上ないわ。
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