同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 「誤解なの?仕事以外でも休みの日も一緒にいるんでしょ?」
 
 「紗良、それは、看病でだったりするんだ。付き合うとかそんなつもりは全くない」
 
 「大和にそんなつもりはなくても、篠田さんにはあるんだよ。大和をもらうってゴールデンウィークには言われたから」
 
 大和は突然立ち上がり、恐ろしい顔をしてこちらを見た。
 
 「紗良ほんとうなのかそれ?なんでお前、その時どうして俺に言わないんだ?」
 
 「え?私、篠田さんに大和をあげるなんて言ってないし。あげるつもりもなかった。大和が私を見ていてくれるなら取られることはないと思っていたから。違う、言われたその時はそう思いたかっただけかもしれない。言われた翌日、社宅で別れたでしょ?新幹線の時間遅らせて実はブースのふたりを見に行ったの」
 
 「紗良。何してんだよ……」
 
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