同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「うん、いいよ」

 そう言うと、先にリビングへ行ってしまう。

 紅茶味のアイスに紅茶は変だなと思って、緑茶に変更する。
 準備をしてリビングへ持って行くと、テレビをつけてぼーっと見ている。

 「はいどうぞ」

 「サンキュ」

 変わらないやりとり。
 しばらくアイスを黙々と食べて、食べ終わるのを見た大和がテレビを消した。

 「紗良」

 私は、改めて正面から大和を見た。
 
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