同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 「……はーなるほどね。そう思いたいんでしょ。ま、許してやれよ」

 バン!
 私が机を叩いて立ち上がり、里崎さんはびっくりして後ずさる。
 
 「どうして、許してやらなければならないんですか?私の汗と涙の結晶である作品が受賞するのに、おめでとうのひとつも言えないような奴を何故庇うんです?」

 
 すごい剣幕の私に、里崎さんはまあまあと手を上下させた。
 
 「落ち着けって。みんなびっくりしてるぞ。まだ、内密なんだろ?」
 
 「……」
 
 ギリギリとボールペンを握りしめた私を恐ろしげに見ている。
 
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