同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 可愛い新人の女の子に嫉妬しないと言えば嘘になる。
 嫉妬して初めて、これってお互い様だったんだと気づいた。

 河田君のアシスタントが決まった頃、すごく嫉妬してくれたのが懐かしい。
 今や、若く可愛い新人女性をいじって笑ってる大和を見ると、殺意がわいてくる。

 私、こんなに嫉妬深かったっけ?
 そんな風に思うこともある。

 一度、彼に新人アシスタントの女の子とイチャイチャするなとキレたことがある。

 「紗良が……嫉妬してくれるとは。感慨深いな。……その顔、写メしよう。そして今日は記念日にしよう」

 「バカ!大っ嫌い」

 「ふーん。大嫌いなんだ。そう?なら、華ちゃんに俺をあげる?」

< 56 / 330 >

この作品をシェア

pagetop