堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

Darkness novel6✎ܚ可愛いじゃねぇか。



 コンビニでのバイト(17時から20時)を終えた俺は、20時15分頃、寮の部屋に帰宅した。

 俺は玄関の扉のノブを持ち、回すと、ガチャッと開く扉。
 はぁっ、とため息をつく俺。

 また、鍵閉め忘れてる。
 ほんと、どうしようもない奴だな。

 俺は玄関の扉を開け、中に入る。

「ただいま」

 シーン、と静まり返る部屋。

 あれ? 
 居間の電気は点いているが、羽希の姿は見えない。

 俺は革靴を脱ぎ、廊下を歩いていく。

「おい、粉被り~?」

 居間に入る俺。

 いねぇな。
 そういや、玄関にあいつのローファーなかった。

 ラインで何処にいるか聞いてみるか……って、俺、あいつのライン知らねぇわ。
 あいつ、滅多に出掛けねぇから安心して、ライン交換してなかったわ。

 くそっ。
 なんか手掛かりねぇかな。

 俺はノーパソを見る。

 画面は黒くなってるが、起動してる。

 ……まさか。
< 95 / 256 >

この作品をシェア

pagetop