あの花の名前は

―学活―



「えー、今から、春の遠足のグループを作ってもらいます。
グループは3人から5人までで作ってもらいます。
周りを見て、行動してください。
あ、ちなみに、他のクラスは先生が決めているので、
他のクラスには言わないように(笑)。それでは開始。」

「せーり!」

「わぁ〜!!えっ??、もしかして、櫟(いちい)ちゃん!?久しぶり〜!!もう大丈夫なの??」

「うん!さすがにもう大丈夫!!」

「確かにね笑笑入学式の日からずーっと休んでたもんね。」

「ほんとだよー!!ぜんっぜん熱下がんなくってさ〜!」

「あはは笑それはお気の毒に。」

「もう〜!笑笑」

この子は、風幸 櫟(ふゆき いちい)ちゃん。
桐より1年長い幼なじみだ。だから、…

「櫟ちゃん!あのさ、蓮くん、覚えてる?」

「蓮??、、誰それ?」

知ってるはずなんだけどなぁ〜…笑

「小さい時、私、櫟ちゃん、蓮くん、一緒に遊んでたじゃん!」

「うーん…記憶にないなぁ~。」

そっかぁ…

「まあ仕方ないよ!櫟ちゃんは一年しか一緒にいなかったし」

「ふーん…、まあそんなことは置いといて!グループだよ!」

「そうだね!」

「うん!そんでさ!、芹、一緒のグループなろ!」

「うんっ!!もっちろんだよ!」

「「「「「芹!!一緒のグループなろ?」」」」」

って!、
「「えぇーーーー〜!!!!!?」」
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