お馬鹿な君の世話係。
女好きの隼人君。

「だから、凜に変な事すんなってば。」

真が半ギレで言う。


「変な事してないし。

ちゃんと、人と話すときは目を見て話そうって教えてあげただけ。」

笑顔で隼人君が言った。


何故、こっちを見るんだ。

「なななっ…なに…。」

「凜ちゃんって、なにもかも可愛いね。」


もう、やだ。この人。


「かかか…、からかわないで下さい。」

私は言った。

「からかってないよ。本当に可愛いじゃん。」

にこっと私に笑う。

「…なんです…、か?」

ドンドン、私に近づいてくる。


男怖いって、言ってるじゃん!?

そんなのお構いなしに近づいてくる。

この人なにっ…!?

< 38 / 459 >

この作品をシェア

pagetop