お馬鹿な君の世話係。
伝えたい事

凛から、メールがきた。


考えたい事あるから…。
明日は、別々に行こう。


「はぁー…。」

ため息をついて、携帯を投げた。


もう、一緒に行く事もできないのかよ。


「…………凛。」

無意識にそう言っていた。


俺にとっては、かかせない存在なのに。

凛にとっては、きっと違う。


学校が憂鬱でたまらない。


―――――――――――――

携帯を開く。


分かった。


ただ、それだけ。


なんで…。

答えてよ。


なんで、嘘ついたの…。

なんで、抱きしめたの…。


私、馬鹿だから。

言ってくれなきゃ……分かんないよ。


気づけば、また涙が流れていた。


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