お馬鹿な君の世話係。
後悔
――――――――――――

「うるせーな。
凛、待ってるからさっさと行けば。」

俺が言った。

「あ、本当だ。」

そう言って、凛のタオルを持って行った。


「馬鹿だねー。」

美波が言う。

「本当、馬鹿だ。」

龍也も続けて言う。


「ほっとけっ…!」

そう言って、うつぶせになった。


「臆病者め。」

「本当本当。」

また美波に続けて、龍也が言う。


「いや、だからほっといてって…。」

俺が言った。


「救いようがない馬鹿だよ。
凛が可哀想っ…。」

「本当本当本当ー。」


「だからー…!!」


「真さ、言ってる事とやってる事が矛盾してるよね。」

美波が言った。


「はい?」

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