狼の目に涙
そこまでしてもらわなくても自分で帰れると言ったのに、その間に何かあっても守れないからと、店長の許可を得て休憩室で毎日時間を潰してくれることになった。


「あれが噂の彼氏か…高身長でイケメン、言うことなしだな」

『噂にもなってないし。店長、親じゃないんだから見極めなくて良いです』

「ついにあこちゃんも、親離れか…。悲しいけど、それが成長だもんな」

『…聞いてないし』


家から学校、学校からバイト先、バイト先から家。
家には、いつもより感じる圧迫感。
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