迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。


唯は自分の気持ちが緩むと涙が出そうだったため、無心で仕事にとりかかかった。

お昼休み少し前の事、営業部へサングラスに黒いコートを着た女性が入って来たのだ。
こんな女性は社内で見たことが無い。

その女性はまっすぐ唯のほうに歩いて来るではないか。
唯は驚きその女性の方を向いた。

女性はそこで大きなサングラスを外して唯に見せたのだ。


「あなたは…ラブリーさんですよね!」


髪を夜会風にまとめて黒いコートのその女性はラブリーだ。


「花宮…ゆ…いさん、ですよね。」

「はい、花宮です。でもなぜ私の所へ来たのですか?」


ラブリーはフッと小さく笑った。


「こんな…地味で…目立たない女…あなたに…レイヤ渡さない。」


ラブリーさんはその言葉を残して出て行ってしまった。
ラブリーさんは唯が玲也の家にお世話になっていることを知っているようだ。





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